サービス紹介


2011.06.15

エアコンの移設(取り付け・取り外し)

ガス補充/エアコンクリーニング

季節によっては混雑する場合もございます。お早めにご相談下さい。


新築への取付、新規取付の際のコア抜き(壁面への配管用の穴開け)もお任せ下さい。


外部配管の化粧カバー。
こちらもご依頼が増えております。
壁面の色に合わせてお選びください。








さて、日々、酷暑という言葉を聞かない日が無いように思います。

職場、家でもエアコンはフル稼働、というとこころも少なくないようですね。
我が家では夜もずっとエアコンをつけています。

これだけ使用しますとどうしてもフィルターや内部のアルミフィンなどが汚れてきます。
その対策として最近では一般的になりましたエアコンクリーニング。
今回はそのエアコンクリーニングについてお話します。



この写真をご覧ください。

これは汚れとしては一般的なレベルです。

アルミフィンに埃が詰まっているのが分かりますね。
この状態になると空気の通り道が減り、効率が落ちるので
結果として電気代の負担へと繋がります。

また、この埃が水分を吸ってカビの温床となります。
エアコンクリーニングの大きな目的、
実はそれがこのカビの原因となる埃の除去とカビの除去にあります。
繁殖したカビの胞子がエアコンの風に乗って飛び散るのを防ぐわけです。


ここで、当社が通常行っているエアコンクリーニングを施工し、
作業前、作業後の写真をご紹介、と思ったのですが、
折角なので以前から気になっていた商品の実験をしてみることにしました。


その商品と言うのがこれ。

ここ最近、ホームセンターなどでよく目にする「エアコン洗浄スプレー」です。
この商品をいくつか購入、その実力を調べてみることにしました。


まず気になったのが、どのメーカーでも大体、数本セットで売っていること。
これは使ってみてその理由が分かりました。

「強い噴射力によって汚れを飛ばす、奥まで洗える」がウリになっているため、
短時間でスプレーの圧力が下がり、空になってしまい、
全体を洗浄するには数本必要になるからみたいです。



説明書通り吹き付けて掃除をしてみました。

フィルターを外すだけですのですぐに洗浄が始められて楽ですね。
(我々は外カバーも全て外してから始めます)
目立った埃も何とか落とせました。

が、しかし、スプレーの拭きにくい部分では若干の埃がこびりついてしまっています。
これはスプレーの洗浄液で流れかけて残ったもののようです。
洗浄液は揮発性が高く、薬品を洗い流さなくて良いのですが、
その分、汚れを溶かしたまま流しきるには不向きな感じです。


そして気になったのがこれ。

上の写真と同じ箇所を角度とカメラの設定を変えて撮ったものです。

アルミフィンに茶色っぽい汚れが残っています。
肉眼ではハッキリと確認できます。
他のメーカーのスプレーでも試してみましたがほとんど変化は見られませんでした。

その後、各社のスプレーで実験、結果としては埃も完全に洗い流すことはできませんでした。


今度は弊社が通常行う方法でエアコンクリーニングをしてみました。

その写真が上です。

埃が洗い流されています。


アルミフィンに付着していた茶色い汚れが取れ、本来の金属色が見えます。

この2枚の写真からも分かる違いの原因は、
洗浄液の能力が一つと、
洗浄時の流水量の違いがあると思われます。

そもそも洗浄液をはじめとする洗剤は、汚れに対して塗布してから、
分解するまでの時間が必要です。
市販クリーナーは一般ユーザー対象で、多量の水で流すことが不可なので
揮発性の高い洗浄液を使用しています。
そのため短時間で分解出来る汚れは落とせますがそうでないものは残ってしまうようです。

また、埃に関しては分解というより物理的に流すという行為であるため、
絶対的に水量の多い方が有利と言えます。



ここで今回の実験のまとめです。

市販のクリーナーの使用結果。
1.埃は広い部分では洗浄できるが隅などで残ってしまう傾向がある。
2.落しきれない汚れが全体的に残る。
3.流水量が少ないために流しきれない埃がドレンパンやホース内で詰まる可能性がある。

ではこの問題をどう対処するか?
1、3共にあらかじめブラシなどで埃を取り除いてから使用する。
但し、このときにアルミフィンを変形してしまわないように注意してください。
そして洗浄作業後に水道水をスプレーなどで吹き付け、残った埃を洗い流し、
またドレンパンへ水を流し、詰まりがないことを確認してください。
2に関しては別の洗浄液にて洗浄するしかないようです。

これでかなり改善できるはずです。


さて、冒頭でエアコンクリーニングの目的を挙げました。
埃とカビの除去でしたね。

市販のスプレーでは絶対に手が出ない箇所があります。
それが上の写真の奥に見える「ファン」と呼ばれる部分です。
ここは実際に風を作るプロペラです。
写真でもお分かりになると思いますが、プロペラ部分に埃が付着します。
ここを洗浄しない限り、エアコンクリーニングが完了したとは言えません。

この部分の洗浄を行おうとすると、掛けた液体が直接下へ落ちてくる構造となっています。
その為、我々はカバーを掛けて排水を受けているのです。


昨今流行りの内部自動洗浄機能付きのエアコン、
メーカーでは何年もクリーニング不要という謳い文句ですが、
それはあくまでアルミフィンに限っての事。
ファンは汚れが溜まったままです。

ファンの汚れはカビの温床になるだけでなく、埃の重さによって
ファンのバランスが崩れて振動、異音の原因にもなりかねません。

内部自動洗浄機能付きのエアコンは状態にもよりますがファンだけの洗浄をお勧めします。
全体の洗浄よりも割安で出来ます。


追記ですが、エアコンにも様々なタイプがございます。
ご家庭で一般的なのは壁掛けタイプですが、
それ以外で床置きタイプ、お店等でよく見掛ける天井埋め込みタイプなど。

こちらは床置きタイプの洗浄後。



こちらは天井埋め込み式のタイプのクリーニング作業の様子です。


天井に見えている化粧パネルを外し、中にある部品をそれぞれ外した後にアルミフィンの洗浄を行います。


これが洗浄中の内部。


弊社ではどのタイプの洗浄も可能です。
音が気になる、においが気になる、ホコリがたまってきた、電気代が・・・
などの症状が気になり出したらご相談下さい。
最適な処置方法をご提案させて頂きます。


エアコンクリーニングについて疑問、質問、相談などありましたらお気軽にどうぞ。
もちろん、市販のスプレーでのやり方についても結構です。
お問い合わせお待ちしております。


19:03 投稿 :webmaster



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